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むかしむかしあるところに死体がありました '19 双葉社

2019.08.21(21:38)

いやはや絶品 とっても面白くて一時間ちょいで読了
5話共きちんと伏線が張り巡らされ読書の楽しさを味わう。
手に取ると装丁が早乙女ケイ子!はぁ?と一旦気分はうなぎ下がり。
未読ながらグリム童話の怖いヤツか、コメディタッチか?と盛り下がるが
タイトルからして推理小説好きにはニヤリとさせられる逸品揃いであった。

★一寸法師の不在証明
もうアリバイのタイトルありきw 猫の化身のリベンジマッチ。
秀作全話読むとこれが強いて凡作と判るので、2話以降もっともっと面白くなる。

★花咲か死者伝言
ダイイングメッセージで終結と思わせるミスリードは痛快。
きっと普通の人なら読んでる尻から一番悪いのは誰かわかっちゃうのだけど
わんちゃん目線の一人称で話が進んでいくのも可愛くて可愛くて悲しくて。

★つるの倒叙返し
これもタイトル通りなのでそのつもりで読み進める。
やっぱりなのだけどそれを上回る構成でラス前あたりまでとても良い。
まさにタイトル通りなので最後に指定順に読み返せと敢えて記載されているのは
昨今のゆとりバカに向けてのエクスキューズみたいなことになってる。
本著の雰囲気にそぐわず無粋だと思い残念至極も、これが一番好きだな。

★密室龍宮城
ポワロやホームズ風味。見取り図が出てくるところが昔のミステリらしくて笑える。
素人迷探偵の見込み違いで後悔先に立たずという、本作自体は面白く読めるが
英ミステリドラマの駄作を見ちゃったような読後感。ヘイスティングズが主役みたいなw

★絶海の鬼ヶ島
そして誰もいなくなったが間違いなくベースだなとw
しか~し意外なプロットをブッ込んできたので楽しめた。
ラストのやっつけがちょっとクドイのと鬼の名前が多すぎるのが難点かと。

犬も猿もキジも ♪お腰につけたキビ団子ひとつ私にくださいな~♪なんて
可愛さは1ミリもないのがシュール。キラーマシーン犬猿キジwww

たぶんこんなノリで続編とか出るのかな?出てるのかな?
磯野家のなんとかみたいな発想の勝利だと思う。面白かったー!
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