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偽造の太陽 森村誠一 '02中央文庫版

2018.07.28(00:57)

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2時間ドラマ枠でCS番組表に載っていて、あらすじググったら面白そう
だけど二時間ドラマじゃ浅くて良さがないなと、その足で図書館で借りてくることに。

読了前にドラマ終了15分くらい流して見てたけど筋も少し違うみたいだったし。
(どうやらドラマ版での主犯は佐藤充さんを暗示させていたようだった)

んで久々の森村節ですよ。いや面白いの何のって短時間でぺろぺろっと読了。
人間の証明前後のものは角川の影響でまだ何冊か家にも処分できずあるけど
今までは主要登場人物や、介在する人たちも含めて、貧困で何か鬱憤や劣等感を
抱えた人たちの人生から、絶望感であるとか、寂寥感が行間から滲みでてきては
これぞ暗くて冷たい森村の手だなぁという独特のタッチがあったが今回はそれがナシ。

とは言えシンプルにサスペンスであり、スピード感溢れる話であったので満足。
マジで3時間掛からず読了とは昨今にしては珍しいことだから面白かったんだろう。
良質なミステリーというくくりかなー。

話は若い頃に見ず知らずの3人が組んで、山奥の富豪宅に強盗殺人。
数年後尾羽打ち枯らした一人が恐喝者となり、富豪に見初められた男が転落していく。

もうちょっとウマくやればいくらでも状況証拠をブチ破れたし、何より共犯者を殺してくれた
途中からは関わらなければ何の問題もなかったのに残念だなぁ。
森村によらず、こういう元犯罪者のヘマが題材って多いかも。
もう肚据えろってw←感想

結局主犯は闇の中だけど、何年も前の指紋など状況証拠として危ういよ
裁判頑張れ!と応援したくなっちゃうというのは作者の勝利かと。
犯罪者に感情移入させる森村誠一の手腕を再認識というところ。
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