ヘルズキッチン ジェフリーディーヴァ― ’02早川

2017.04.21(14:32)

刊行時に別名義で出された初期作。
いつも通り最初から暫く辛く 一向に進まずまわりくどく苦行の読書。
閑話休題とばかりに何故か三人もの評論が載っているあとがきに飛ぶ。
それがまた無理くり褒めてるような気のない文章だった為もう完読諦めて
途中で放り出そうと何度も思うが300ページを超えたあたりからなんとか。
全517ページ せめて1/5は絞って欲しかった。


いつもの大どんでん返しはなく ただただ凄まじい放火が続く。
取材先の老婆が放火幇助で逮捕され 無実を信じた映画監督の主人公が
取材がてらいろんなところを嗅ぎまわるという話なのだが。。。

映画と言っても金にならないドキュメンタリー。主人公自身もそれほど
裕福なわけじゃないのに ただの取材相手の72歳の老婆に何故に
調査費や保釈金をかけてまで助けるのかと言う必然性が見えてこない。
彼女が犯人なら映画はお蔵入りで2~300万の債務に追われるだろうと
いうのは自前で助ける動悸には薄い。薄すぎる。
命を賭けてヘルズキッチンのギャングたちと渡りあうには間尺に合わない。

そしてみんなが嘘をつく。そういう街。というのはわかる。
しかし作者もミスリードを誘う手法ではなく そもそも嘘を書き進んでいく。
これ以降の作品はどんでんやミスリードを誘う手法は効果的だったけれど
今回のは何でもありな後出しじゃんけん。
実はこうだったってネタばらしするならどうにでも話は転がるじゃないかー!

なんとか明け方まで付き合ったが再見不要物件。
タイトルに惹かれただけだったなぁ。

#息子がいた設定だと思うが途中で娘設定に変わっていない?
 おかげで放火犯が息子だったか?などとミスリードされた。
 読み返して確認するのも時間の無駄なのでしないけど

#HANG TENの意味を知った喜び=検索くそくらえな読書の喜び

#P343
ヒスパニックなんて言葉は使うな おれはキューバ人だ
どうしても全部ひっくるめて言わなきゃならないんだったらラティーノと。

#P346
ビエホ/爺さん ミ・パドウレ/親父 クバノ/キューバ人 エスタドス・ウニドス/合衆国
フィデリストス/カストロ主義者 バティステイアノス/独裁主義者 プト/間抜け(ども)
セルベサ/ビール マノムエルト/不死身の手 ス・コラソン/(おまえの)勇気を

#P401
弁済ならおそらくもう済んでるさ。何年も前に。だが、もちろん彼はそのことを
知らない。知りたいとも思わないだろう。それが恩義のすばらしい点なんだよ。
たとえ借りは返しても、一度受けた恩は決して心から消えることはないんだ。
    (消える人の方が多いことを知っている私はなんだろう。。。)

#P417
作業員たちが、乾式壁の四×八の薄板を背中に背負って……
流石アメリカ面積の違いかツーバイフォーじゃないんだなとなんとなく思った。

#ヴァニティファイア
スポンサーサイト

コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://kazsp96.blog.fc2.com/tb.php/3473-e7f556a3