暗号コード シミタールSCIMITAR

2016.10.23(22:25)

ロス教授の異常な体験 の続編となる本作
ross2.jpg


出版時に前作のあとがきにて存在を知った私が手を出さなかったとは意外だったが
手に入らなかったのだろうと図書館にあったので取り寄せたところ。。。
ロスがスカイダイビングする描写に入った頃から やっぱり既読だわと記憶が戻る。
スーに変わることも思い出す。しかし家に本書がないのは何故なんだぜ?

勿論この続編も面白いことは請け合い。
前作と同じくソ連の中性子爆弾計画を暴いて阻止するというのが本題。
これまたスパイ合戦 人質奪回の攻防であるとか標的にされながらのJOBとか。

ロスの肉体が若返ったことで夫婦間に問題も起きたり 不倫関係に陥ったりはするが
それほど難はなく これも記憶にあった妻エレンの変身のくだりも微笑ましい。
連続した話ではあるが ロスの精神が老いた認識ではないまま読ませるのもうまい。

前作は丁々発止のスパイ物語で息をも付かせぬ面白さがあったが 本作においては
アフガンなどに出向していたジャーナリストらしい著者の経験から基づく描写があまりに多く
そのへんがノンポリの私には記憶に残らなかったんだなと思う。
オトナになってから読むとそれがまた唸らせる描写であることは間違いないのだけど。

このあとシリーズ化したなら更に面白かっただろうなと。
ソ連の崩壊など著者の目線でどのように描かれただろうかと興味深い。

あと時代のせいか翻訳の関係か スカイダイビングのフリーフォールのことを
「自由降下」とあるのが面白い。
流石に文字数が多いことと ダイビングと短縮するのも趣が違かったのかも。
被爆した少女もアメリカに馴染めずパキスタンに戻ったという描写も些か不思議。
自由なアメリカから親も殺され日々死の淵にいなくてはならない場所に何故戻るかねぇ。

他には上巻177ページ1行目にライルをロスと何故か誤訳となっていた。
なんにしろ返す返すも著者ピーターニーズウォンドの早逝が痛ましい。残念至極。
スポンサーサイト

コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://kazsp96.blog.fc2.com/tb.php/3422-ab0254ab