キックオーバー メルギブソン祭(私的)とKILLLIST

2016.05.25(12:04)

エクスペンタブルズやマチェーテでヒールターンでの復活が記憶に新しかったが
2012年製で王道のベビーフェイス。ヒールもいいけどベビーがやっぱりしっくりくるな。
とにかくメルギブソンは歳をとっても美しいな。シワの1本々々が光っているようだw


強盗で国境を目指し逃走中のメルと相棒。逃げきれず捕まって相棒は殺され強奪してきた200万ドルを
悪徳警官に巻き上げられ 異様なジェイルに入れられる。
メキシコの刑務所という描写は初めてかもしれないな。これが新鮮で面白い。
収監という認識ではなく「犯罪者は逃走できない普通の街」外柵の中に檻があるわけでなく民家。
犯罪者じゃない人たちも同じ場所で生活を営んでいる。
物の売買も可能だし恋愛も。高等?犯罪者は贅沢も思いのまま。

そこで脱走も視野にメルなりにステップアップを試みていくのだが一人の少年と出会う。
犯罪者のボスが肝臓のドナーに適応する人間を探している。
既に少年の父がそのために殺され 少年も次のドナー候補として問題を起こしても優遇されている。
その復讐心を体内で醸造させつつ人を殺すのもやぶさかではないところでメルに実務を諭されて
理性的に踏みとどまる賢さも持っている非常に老成している子供。
妙に捨て鉢で怖いもの知らずなこの子が物語の中核をなし 心と身体を取り戻していくお話。

かといって子供が主役なのではなく(それでもいいくらい大人びていてウマい子であった)
メルギブソンの独壇場。いろんな知恵が詰まった頭で自分と結果的に子供を助けて行く。
父性というより子供側が疑似パパのように信頼していくように流れて行くのが心地よい。
子供は「メルとママとオレの家族」を希望しているであろうという微笑ましい展開というだけで
母親とメルの色沙汰がないのも良いですな。

悪玉ボスのファミリーや警察との攻防も教科書通りながら 今風のバイオレンスも味付けて
テンポよく展開してくれる。
この親子を助ける必然もないし メルのバックボーンが不明とのレビューもあったのだけど
メルのバックボーンはマッドマックスでいいわけ リーサル・ウェポンでいいわけw 
みんなそうしてメルのことを見てきたわけ。それで万事丸く収まるでしょ(クスクス

キツイバイオレンスもキツイエロもなく 気持ちよく楽しく終われてとっても良作オススメ


★キルリスト
問題はこっちだ。時間返せまでは言わないけど言いようがない。リズムがない。
夫で主人公の殺し屋が無職続きで 「ケンカは米櫃から」の夫婦喧嘩の描写が多すぎ。
何よりも主人公がカッコよくないルックス悪い。とにかく魅力がない。
まぁ探偵業と同じくプロの殺し屋が目立つ造作じゃダメなのはリアリティあるっちゃあるけど。

で、このプロの殺し屋がちっともプロらしくないから仕事が悉く失敗していく。
行き当たりばったりでそのときの気分でグジョグジョに人を殺してしまう。
こんなに冷静さを欠いたプロなどアリエナイ。邪教集団的なものも絡ませ意味のない殺戮劇。
そして「リスト」は曖昧すぎというか まるで整合性がない。タイトルおかしいよ。
ミエミエな最後の殺人劇のあとエンドテロップに「KILL LIST]とデカデカ出て終了。再見不要物件。
スポンサーサイト

コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://kazsp96.blog.fc2.com/tb.php/3379-c17828f0