PLEIN SOLEIL

2015.06.13(11:52)

太陽がいっぱいのリメイクだと知り敢えて公開時より見なかったリプリー。
一番綺麗なアランドロンとマットデイモンの激しい差やパトリシアハイスミスの
原作イメージが壊されるのを恐れていたからだ。初めて見る。

ジュードロウが富豪の息子でどうにも嫌な感じで好きになれない。
つまり好演ということなのだろう。
源流の歪んだイデオロギーもアランドロンのときは単にアグレッシブだったが
マットデイモンだと朴訥とした青年が殺人に呵責を覚えなくなる過程が
返ってリアルに感じられる。

金持ち仲間のフレディにベニス(だったかな)にコーデュロイのジャケットを
着てくることを嘲笑われた描写は凄くストレートで良いなと思った。
そしてやはり生まれも育ちも貧しい彼の選択する贅沢の垢抜けなさ。
彼の快楽の礎は質実剛健が見え隠れする(どこか貧乏くささ)が秀逸。

で、あれれ?と思ったのはホモ風味が追加されていること。あれれれー?
この映画の製作当時こういった嗜好が顕在化された頃だったかな。
階級差別が元の話なのに ここでは性的嗜好の差別を打破する話に?w
お金に男色の色沙汰が絡んでくるのはややこしいですな。
女優陣は有名綺麗どころ二人だけど興味のない二人でござる。

そして。。。VHSからDVDに焼いて長年保存してきた太陽がいっぱい。
探せど見つからずネットで探して再見してみる。いやはやいつぶりだろう。
昔はアランドロンとブロンソンを沼津文化で掛かるたびに見ていたので
この作りがむしろ洒脱に感じて育ってきたがフランス映画の冗長さを再認。
今更ながらアランドロンのアイドル映画のようだなと懐かしむ。
脚本の違いなどフランス風味がちょっと面倒だけど面白かった。

リプリーも冗長だけどストーリーとしてはこっちのが面白いかな。
グリーンリーフ父さんが探偵を雇いトムに揺さぶりをかけるかと思いきや
なーんとお目こぼしどころか超うっしっし展開。
つまりジュードロウのおかげでマットに感情移入できているということ。

ラストはアランドロン版とは違うけどもう先はないことを感じさせる。
ところがググってたら続編でリプリーズゲームというのがあることを知る。
そっちのトムはマルコビッチだって!ビール噴いたw 楽しみ。

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