タモリ論と福本さん話リターンズ

2014.11.29(16:38)



☆タモリ論/樋口毅宏
何かこの本て凄く売れたのでしょう?意味がわからぬ。まるで「論」じゃないし。
殆どビートたけしとタモリとちょいとおまけ程度にさんまとの比較論(論?)
あとはいいともの感想とかこんなことがあったてな話程度で読み応えなし。

この人は水道橋博士あたりともお付き合いがあるようなことを書いてあったので
おのずと知れる。たけしを持ち上げることしか書いてない。
なんでタモリの冠あげた本にたけしの話を延々書くのか理解不能。
「タモリ論」なんてのを書くような人ならば 両者の違いを解り易く負の部分も糊塗せず
タモリ「側の人間の目線」から書いてしかるべしなのではないだろうかと思った。
タモリの名前でいい商売にしたなというだけな感想。

☆タモリの言葉/「僕たちのタモリ的人生論」編集委員会
これはタモリの言葉を取り出して1ページ1ページあげたもの。
下部にその言葉について論評入り。あからさまな提灯論評もあるのがアレではあるのだが
「タモリ論」なんかより余程こっちの方が良い。タモリ愛を感じる。前者には思えぬ。

☆おちおち死んでられまへん 福本清三/聞き書き小田豊二
「どこかで誰かが見ていてくれる」の続編
全作と内容がかぶっているところもかなり多いので最初からのワクワク読書感は薄いが後半
ハリウッドの映画製作と日本の違いに感銘を受けた頃から面白くなる。

資金豊富にワールドワイドな展開ができるハリウッドと 今では原作も脚本も演出は勿論
全てにおいて低くなり マーケットも非常に小さい日本映画とではおのずと違うのは自明
なれど現場で長きに渡って端役として生業を得てきた福本さんの感じることがリアルで。

フイルム回しっぱなしなことだけでも凄いなとは解る。
今の日本はリアリズム以前の「節約」に依り味も深みもない映像の出来上がりみたいな。
あと日本では殺陣で刀を相手に当てるとヘタクソと叱られたDNAで育ってきているのに
アメリカだとよりリアリズムを追求するためか 相手に剣先を当てないとカットになって
しまい困った話など。

今回もスチール写真がたくさん載っていてこれも楽しい。
DSCN6778.jpg
たまたま載ってた夏目雅子との一枚。これたまたま読んだ翌日まさに時専で仲代達矢版の
「丹下左膳剣風!百万両の壷」やってたの見て楽しむ。たくさんセリフあった福本さんw
しかも丹下左膳の隻腕隻眼となる原因をまさに福本さんが起こす重要な役回りだった。

ここ暫く時代劇お休みしてたけど いま夜中に楽しく見てる乾いて候にも第一回目に。
時専チャンネルのイベントでも舞台でエビ反り死を披露されてて行きたかったなぁ。。。
こういうイベント時々やっているからテレビ見てないと情報がなくてダメだな。残念。

私の大好きな西田良さんも含め こういった古い「時代劇モノ」の人たちが生きている
うちはまだ良いけれど もう次世代には素晴らしい時代劇役者は生まれてこないと思う。
それは悲しいことかもしれないけれど 今では冗長に思えるような演出でもその尺の中に
様々な情報が含まれている。
芝居しかりセットしかりスタジオしかりたくさんの技術が詰まっている。
その贅沢な古い時代劇を大人になった今の知識を元に見ることの出来る喜びがあり
消えることのない記録を死ぬまでは鑑賞できるから 個人的に悲しいとは思わない。
御大始め数々の素晴らしい役者ひいては福本さん達が出ている映像の方が質が高いから。
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