パトリシアコーンウェル 変死体 血霧

2014.11.07(23:59)

婆さんの不要本をブックオフに持って行きながらめぼしい本がなかったので
死亡届を役所に出したついでに図書館に。
更新してください言われて2年も行ってなかったのかーとびっくり。
どうにも11月に入ってから精魂尽き果てて何も考えられず 精神も不安定なので
とにかく本でも読んで頭を動かさないようにと。

初期から買っていたコーンウェルの検視官シリーズ遂に買うのを辞めて借りた。
ここ数年では新刊も買わずブクオフだったし もう蔵書に加える価値を見出せず。

つまりコーンウェルとも3年ぶり。
おかげで続き話の変死体と血霧を続けて読めたのでストレスフリーではあったのだが。
(通常1話完結ストーリーなのだが 以前の「審問」と「警告」も続き話だった)

相変わらず医療・武器・IT・政治などの詳細だったり些細だったりする描写が楽しいが
読めば読むほど妙に違和感が増した。それも複層的な。


★違和感の最大の正体
似たような名前なので手に取ったときは気付かなかったが訳者が変わっていた。
相原真理子から池田真紀子へ。前々作から変わっていたのには気付かなかった。
相原さんは亡くなられたそうだ。それで違和感あったのかとは納得もしたが。。。


★文体が変わっている
当初から一人称だったが暫くは三人称で長く続いていたはず。
今回はとにかく「私が私が」が多くて一人称になっている。
物語が物語なだけに一人称では客観性に欠ける気がしてお尻がモゾモゾする感じ。
今更一人称でそう感じるということは以前の相原さんの翻訳の技量が良かったかと思う。

それに加えたぶん今作から口語が変わっている。やけに馴れ馴れしい。
ルーシーが怖いもの知らずで生意気なのは誰もがご存知だろうけど それでもケイたちに
敬意を持って話てたのにやけに語尾に「だね」多用。それはまだいいルーシーだから。
ところがケイまでも「だね」「ね」を対ルーシー以外にも多用。今迄こんな事なかった。
基本的に誰に対しても綺麗な言葉で対応する人であった。
「のね」はあっても「だね」はない。
何か助動詞(間接助詞?)に変化が見られるのが一番の違和感だった。


★また若返ってないかスカーペッタ?
確かにどこかの時点で「若返り」はあったわけだが それにしても2014年の今。
検視官初版から読んでいるが当時から既に地位も名声もあった職業婦人(古っw
年一回刊行と共に読者のこちらも成長している。
もう20年以上経つのだから還暦も超えに超え 日本なら定年ゆうに超えている。
設定でルーシーの個人組織立ち上げ=半自営なんてのもあったけどさ。

長いつきあいで読み続けてはいるけれど いつ頃からか違和感を覚えるようになった。
それは年齢問題もさることながら 完全主義者でスーパー女スカーペッタが主人公ゆえに
美化するのはわからいではないが あまりにハーレクイン描写の増加が気持ち悪くて。

ベントンとの関係はそれなり熟年再婚だったのに 正直オッサンオバハンの性描写は気持ち悪い。
その頃に比例してやけに容姿を形容する文章が非常に多くなってきた。今回も特に。
銀髪の髪を云々とか しなやかなからだ云々とか 年齢の半分にしか見えないとかetc
フツーに身なり気をつけて腹が出ないようにしてるだけのおっさんじゃん(笑
どんなにキレイでスタイルが良くてもおばさんじゃん とかおばさんの私が思うわけ。
自分が気付かないだけで老臭はしてるでしょうよ登場人物ほぼ全員w

この人の本を手に取ったことがある人は判るでしょうが たいがいコーンウェルの写真が
帯についてた。年齢的にも読者は著者とスカーペッタを重ねていたと思う。
https://www.google.com/search?q=%E3%83%91%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=OE9cVJGaOMXYmAXUlYDoCw&ved=0CAkQ_AUoAg&biw=1080&bih=623&dpr=0.95

キレイはキレイだし自分を投影している部分て過大にあると思うのだな。
でもね自分も思うけど歳をとるほど「若さは正義」という事が解って然りと思うのだよ。
それが解らないのは何らかの権力を持ってたり 客観的に自分を見ることできない
「傲慢なおばさん」だと思う。

っとまぁダラダラ相変わらず書いているが この二冊いつも通りの進行であっという間に
読了。面白いことは面白い。ただ付き合いが長いからこそつまらぬアラが見え隠れ。
フィールディングの設定が後出し過ぎたり ケイが妙に抜けていたり 双子の設定自体は
面白いがあまりに説得力がないし。。。
いつもまだこれから話が膨らむのにってとこで左手で押さえたページが凄く少なくて。

時節柄のIT関連のネタもばっちりなのだが ここ暫くルーシーのスーパーハカー(笑)ぶりが
とにかくルーシーにかかれば見れない情報は一つもない(意訳)というだけで全て解決。
もうすいぶん前に使っていたブラックベリーを今更また使うとかありえないしょ。
みんながアイポン使う設定になったけど それこそブラックベリーの回線は他の端末で
使ってると考えるのが当たり前じゃないの?ビリオネアのスーパーハカーなんだからさw

相変わらずどんな状況でも食に拘る料理好きな私を表象したがるし いつでもイイ人で
いたがるし ホントここ数年ケイは痛いおばさんだなぁと思うことが増えてきた。
いくら仕事が出来ようが地位も名誉もあろうが 色ボケした婆さんはダメだよ。
それがわからないコーンウェルはダメだなと思う。飽くなき欲求は罪だよ。
ご本人も業が深いんだろうな。



何か読みたかったので11月8日クローゼットから「検視官」を探し出して再読してみた。
初っ端から「40歳の私」。。。マリーノが「そろそろ50に手が届く年齢」。。。('A`)
今年の新刊は上巻下巻各1200円超えというふざけた価格設定。絶対買わないわー。
なのでちょっと最初から読み返して見ようかなと。

スポンサーサイト

コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://kazsp96.blog.fc2.com/tb.php/3225-5f205822